それではいよいよギター制作に入ります。
このページでは、木材の貼り合わせからボディ、ネックの形状ラフカットまでを行います。
木材の貼り合わせ
まずはホームセンターで購入したボディ用の木材を貼り合わせてターゲット厚みにします。
(形状にカットするのは後ほど行います)
ボディサイズは下図のようになっています。

今回は準備編⑤に記載したように、以下の木材を選びました。
①ボディトップ(おもて側):メイプル集成材 幅350mm×長さ600mm 厚み20mm
②ボディバック(裏側) :チェリー集成材 幅350mm×長さ600mm 厚み20mm
厚みが①②合計で40mmとなり、もう少し厚くしたかったので調整のため①②の間に4mmのベニヤ板を挟むことにしました。
これでトータル厚み44mmとなります。

木材の接着は定番の「タイトボンド」で行います。
非常に強力に接着できます。

それぞれの板にボンドを塗布したら貼り合わせて、クランプして圧着します。
完全硬化するまで、この状態で一日置きます。

クランプを外した状態です。
3枚の木材が一体化しました。

ボディ材ラフカット
貼り合わせたボディ用木材を形状にカットします。
ここではまず外形形状に合わせだいたいの形状にカットします。
やすりをかけたり表面を曲面にしたりというのは先の工程になります。
設計図を等倍でプリントアウトして木材に貼り付けた後、形状に沿ってジグソーでカットします。
設計図を木材に貼り付ける
等倍でプリントアウトしたボディ図面です↓

外形形状に沿ってハサミで切ります。
ボディ用の木材にのりで貼り付けます。
ここで使うのりは紙を接着する日常使いのものでOKです。

木材に設計図を貼り付けました。
ジグソーでカット
ジグソーは曲線カットができる電動工具です。
刃は曲線カット用のものを使用するとよりスムーズにカットできます。

<注意点>
下図のように、ネックに隣接する部分の形状は、形状通りカットしてしまうと非常に細くなってしまい折れてしまいます。
このため、下図③部分の形状は残しておきます→ネックの接合後にカットします。

貼り付けた設計図に沿ってカットしていきます。

だいたいカットできました。

次の写真のような凹み部分はカットしにくいので、切れ込みを入れておくとやりやすいです。

ボディ形状にラフカットできました。

ネック材カット、貼り合わせ
ボディに続いてネック材のカットと貼り合わせを行います。
「準備・設計編⑤」で記載したように、今回ネック材は下図のように貼り合わせて作成します。

まずは型紙に合わせて木材をカットします。
ネックの材カット
木材に鉛筆でカットする線を書き込みます。
そのために、横から見た設計図をカッターで切り抜いて木材に重ねます。

そして設計図に合わせて鉛筆で形状を書き写しました。

設計図の形状に合わせてカットします。
今回カットに使用したのは「丸ノコ」と「ジグソー」です。
丸ノコは直線がきれいに切れるので使用しましたが、ジグソーだけでもOKです。
丸ノコをガイドに沿って走らせて・・・

このように直線カットは丸ノコだとよりきれいに切れますが、ジグソーでも大丈夫です。
細かいところはジグソーでカットしていきます。

このようにして3枚の板を切り出すことができました。

ただし、このままだとヘッド部の幅が足りません(下図)。

このため、この部分はサイドに形状を追加しておきます。

ネック材のカットができました。
ネック材の貼り合わせ
ボディと同様に「タイトボンド」により接着します。
接着の下準備:
接着面に紙やすりで傷をつけておきます(目が粗いもの:#80を使用しました)。
これは面に凹凸をつけることで接着強度を上げるためです。

接着:
タイトボンドを塗布します。
(指を汚したくないのでゴム手袋をしています)

一気に3枚やるのは難しそうなので、まず2枚を貼り合わせます。
貼り合わせたらクランプ固定をします。

2枚の板が貼り合わせられました。

残りの木材も同様にタイトボンドで貼り合わせ、クランプ固定して硬化を待ちます。
写真のようにネック材となる塊ができました。

ただ、カットが寸法通りにカットできていなかったようで、先端のヘッド部が次の写真のように真ん中が凹んでしまいました。
ここは後でやすりで削ってフラットにします。
→と思っていましたが最終的にはフラットにするのは諦めて凹んだままです。
まあ機能的に問題にならなそうなのでこのまま行きます。
「デザイン」と言い張る!

指板を貼る上面をサンダーで滑らかにします。
電動サンダーを使用しました。

これでネック材のカット、貼り合わせができました。
形状を整えるのはトラスロッドを仕込んだ後の工程になります。


