制作編⑫でネック側を整えました。
ここではボディ側の加工を行います。
下図の丸で囲んだネックを接合する部分の穴を加工します。

穴の深さは設計値32.3mmですので、この値をターゲットに加工します。
加工はトリマーで行います。

トリマー加工の準備
まずネックを正しい位置に置いてクランプ固定します。
写真のように長い定規を指板に当てて、ボディの中心線上に来るようにします。
ネックをまっすぐ取り付けるために重要なので根気よく慎重に行ってください。

写真のようにボディの中心線に金尺を置いて、ボディ中心線の真上に指板の中心が来ていることが確認できます。

ネックが正しい位置に固定できたら、ネックを取り囲むように木材をぴったり当てていきます。
ネック形状をかたどるように固定します。
※当てる木材の高さは同じものにしてください:トリマー加工のガイドになるため

周囲の木材をクランプ固定したら、ネック自体は取り外します。
トリマーの加工準備ができました。
トリマー加工
例によってトリマー加工の前にドリルでラフに穴をあけておきます。トリマーの負担を減らすためです。
その後トリマーでターゲット深さまで削っていきます。
かたどるように固定した木材をトリマーのガイドにします。
トリマーは一気に削らずに数ミリずつ出して穴を深くしていきます。

ネックを接合する穴の加工ができました。

深さもターゲット通りになっています。

試しにネックをはめ込んでみます。(まだ接着しません)
すると、下図のようにネックの根元部分に隙間ができてしましました。

これは下図のようにボディ側のトリマー加工によるR形状(曲線形状)に対してネック側の直角形状が当たってしまうためです。

ネックが奥までフィットするようにネック側を修正します。
ネック形状修正
ネックの根元を削ってボディ穴に入るように修正します。
(ここは多少削りすぎても問題ありません。結局フロントピックアップ収納穴をあけます。)
ノコやすりで角部分を削ります。

ボディ側に当たらず収納できました。

側面は完璧なフィットではありますが良しとします。

全体の写真です。
だいぶ完成形が見えてきてモチベーションも上がります。

フロントピックアップ部の加工(仮)
フロントピックアップの入る部分の加工をしておきます。
ただし、この部分はネックを接着してからもう一度加工しないといけないので、そのとき(→制作編⑱)にまとめてやる手もあります。
ネック接着前のボディ単体のほうが加工しやすいこともあり、ここでは一度加工しておくことにします。

リアピックアップの時に使用した型板をクランプ固定して、

トリマーで加工します。

フロントピックアップの入る穴形状に合わせて加工できました。

以上でボディとネック接合部の加工が完了です。

